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「私の経営の原点と会計」 稲盛和夫

【 国民に しわよせよりも 幸せを 】


圓楽さん、うまいね、山田君、座布団一枚、

と歌丸さんが言ってそうな気がする坂上仁志(さかうえひとし)です


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■「授業料」 松下幸之助


先ごろ、うちの会社によそから新しい社員が入ってきた。

「君、松下に入って何か感ずるところがあるだろう。その感ずるところを話してくれ」
「これこれです」

「それだけか」
「そうです。これこれであきまへんか」

「私は君にひとつ忌憚なく話をしよう。君のいまの答弁は五十点や。
私は少なくとも七十点感じてほしかった」
そう言っていろいろと叱咤もし、意見も述べて、そのあとで手を差し出した。

向こうさんはさんざん叱られたあとで、何ごとだと思って、私の手を見ている。

「のせてんか」
「何でんね」

「五千円の授業料をのせてんか。わしが最前から貴重な時間を二十分もさいて、君と話してるのや。
五千円払うても価値のあることや。まあきょうは負けとくわ」

そこでピンと来るものがある。これは効果があった。



■「私の経営の原点と会計」 稲盛和夫


支援してくださる方々のご好意により、京セラを設立したとき、
まだ二十七歳の技術者であった私に経営の経験はなかった。

それでも前に勤めていた会社で製品の開発から事業化までを担当していたので、
新しい製品を開発すること、それを生産に移すこと、そして、それをマーケットで売ること、

という三つのことについては何とかやれるだろうと考えていた。

だが、「会計」については何も知らなかった。

初めて貸借対照表というものを見て、
右手には「資本金」というお金があり、左手には、現金・預金というお金がある。

そこで「お金が二手に分かれて、両側にあるのだなあ」と思ったほどである。
それほど、創業当時の私は会計についても、また経営についても知らなかった。

そんな私にできることは、全身全霊をかけて仕事に打ち込むことだけだった。
しかし、すべての事柄について部下たちは、経営を任されていた私に判断を仰いでくる。

京セラは生まれたばかりの零細企業だったので、
一つでも判断を間違えば会社はすぐに傾いてしまう。

私は何を基準に判断すべきなのか、いかにして経営にあたるべきなのか、
夜も寝られないほど思い悩んだ。

もし、経営を進めていくうえで、理屈に合わなかったり、
道徳に反することを行えば、経営は決してうまくいくはずがない。

そうであれば経営の知識はないのだから、すべてのことを原理原則に照らし判断していこう、

直面した一つ一つの問題について「そうだ、こうでなければならない」
と心から納得できるやり方で道を切り開いていこう、と決心をした。

こうして、原理原則、つまり、世間で言う筋の通る、
人間として正しいことにもとづいて経営していこうと決めたのである。

今振り返ってみると、それまで経営の常識とされるものに触れたことがなかったということが、
かえって幸いしたのだろうと思う。

経営のあらゆることについて、一から理解し、納得してから判断しようとしたので、
経営とはいかにあるべきかという経営の本質をつねに考えるようになったのである。

「会計」についても、まったく同じである



■「経営者は常に制服を着るべし」 宗次徳二


創業当時は、経営者の誰もが、朝から晩まで制服姿のままで過ごし、ろくに休日も取らず、
自ら先頭に立ち、何事も率先垂範し、必死の思いでお客様に喜ばれようと現場主義で頑張ります。

なぜそうしているのかというと、多くはそうせざるを得ない状況下にあるからです。

私の創業当時も、自転車操業を繰り返していましたが、
現場では楽しく、経営者としての幸せを実感していました。

従業員の数はわずかでしたが、私も常に従業員と同じ制服姿でした。

こうしてお客様第一、現場主義で夢中で経営を続けるうちに、
やがてはお客様も徐々に増え、資金繰りも徐々に楽になり始めました。

そういう経営的に少し楽になる頃から、
多くの経営者が「仕事・経営だけが人生ではない」と言い始め、

少しずつ経営以外に心と体と時間とお金を奪われるようになるものです。

本来、中小零細経営者には、よそ見する暇はないと私は思っています。

経営も余暇もそれなりに楽しみ、
事業はさほど発展させなくていいとでも考えているのでしょうか。

不思議なことにそんな経営者が圧倒的に多いのです。

友人との付き合いが増え、遊ぶ時間が増え、
制服以外のよそ行きの服装が増えるため、店や会社の制服は着なくなるのです。

私は、常に制服姿でいることが、一番経営者らしく格好いいと思うのです。

少なくとも年商100億円、経常利益 5億円までは、制服姿が当たり前と思うことです


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■一流になるために


自分の時間給はいくらかと意識をしているか?

すべてのことを原理原則に照らし判断しているか?

「仕事・経営だけが人生ではない」と昼間から○○クラブに行っていないか?



■今日、一つだけ、1分だけやってみよう!


意味もなくただ、お付き合いで出ている会をリストアップして、今月からやめてみる



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■弱者のルール


弱者はあせってホームランを狙わない、

バンドの積み重ねが一番効果的で最速と思うこと。



■コンパのルール15


止まるな動け

自分の席で偉そうに座り続けない

上席者ほど自ら新入社員にお酒をついで回ること



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■7月7日(火) 一流の成果を出すための【 経営戦略セミナー 】



よっそう 代表取締役社長 吉田康弘さま

 【 経営戦略セミナー 】 は身も心も躍動するあっという間の90分でした。

内容もシンプルで分かり易く、中年の私にも頭の中にすっと入ってくる感じがして、

充実した時間を過ごすことができました。
先生 いつも本当に有難うございます。


吉田さん ありがとうございます

経営戦略の基礎を学べば、やみくも、行き当たりばったり行動すること
が少なくなりますので成果が出やすくなります


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■社長の個別コンサルティング(1年継続)


売上1億円〜20億円の社長には3つの課題があるため


売上、利益が少ない
社内のベクトルが合わないということが起こります


社長も人間です
経営課題にすべて100点を取れるわけがありません

社長の悩みの90%はすでに誰かが悩んだことです
だから、それを知っている人に聞けばいいだけの話しです

お金を使って知恵を手に入れることです
そのための解決策がこれです


【 社長限定 】の個別コンサルティング (残りあと1枠だけです)




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■おわりに


経営のヒントメール2のメール内容をこれからまた、イノベーションして良くしていきます

中小企業の社長がまったく、苦手な会計についても
稲盛和夫氏の著書からお伝えしていきますね

やはり、会計を苦手なままにしておいては、経営は良くならないからです
毎週、少しずつ学んでいってください


■応援の声、より


長い間ありがとうございました。

 小売業で育てられた私は、近江商人の”三方よし”にはじまり、
 渋沢栄一の”論語と算盤(道徳と経済合一説)”を実践した現代の経営者は、

 1.松下幸之助 2.伊藤雅俊 3.稲盛和夫 の3氏と考えています。

 そして、渋沢栄一をはじめ、彼らの理念や行動に深い理解を示し、
 畏敬の念で普く社会に広めて戴いたのが、P・F・ドラッカーでした。

 坂上様のメールに、そのような思いを懐いていたのは、私だけでしょうか。
 これからも、ご自愛の上ご活躍され、次代を担う人々をお導きください。

 改めまして、長い間ありがとうございました。
 そして、返信が叶いませんこと、衷心よりお詫び申し上げます。感謝・合掌


Kさん、コメントをありがとうございました!


今回のメルマガ登録の際に、他にもたくさんの方から、応援の声や感謝の声をいただきました
この場をお借りしてお礼申しあげます

ありがとうございます!
さらに、がんばります


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