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何のために働くのか?

お金のためか?

いちめんイエスだが、いちめんノーである

人は生きていくために、お金のために、働く

しかし、お金のためだけには働いていない

では、何のために働くのか?

「事業を通じ己を磨き、世に貢献すること」

これが人が働く目的である、という考え方があります

これは、人間性の追求と社会性の追求ともいえます

つまり、何のために働くのか?の答えは

①人間性の追求

②社会性の追求

③経済性の追求です


仕事をすれば、いやなこともあります


だから、何のために自分は仕事をしているのか?
だれでも何度もそう思うでしょう

いやなことが、社内の人間関係だったり、取引先との関係だったり
自分の能力のなさだったり、自分の甘えから来るものだったり・・・
さまざまです

でも、仕事だから仕方なくする

食べるために、家族のために仕事をする


ある意味、仕方なく仕事をするのだけれど、それでいいのです
なぜなら、人は怠けていたいからです

自分の都合だけだったら仕事なんてやらないからです

生活のために、仕方がないから仕事をする


しかし、その仕事というものが自分自身を鍛えてくれる

自分の弱さ、ずるさを鍛えてくれる、自分を磨いてくれる磨き砂なのだといえます

スキなこと、やりたいことをやれ!

といいますが、20歳やそこらでは、なかなか見つからないのです

スキなことで起業する、といって起業できる人の方が少ないのです

誰でも見つかるものではない

だから、仕方なくでもいいから、やってみることが大切です

仕事も同じ

仕方なくやり始めて、嫌なこともやって、はじめて人間性が磨かれる

これが人間性の追求になる

そして、仕事をして人に感謝される

「ありがとう」と言われることで

自分が人に、世の中に貢献できたと思える

人の役に立ち、喜ばれ、感謝された経験ができる

そこで、自分の仕事の社会性に気づく

これが、社会性の追求の始まり

そして、もちろん、生活をするためにお金が必要なので

仕事をして稼ぐ、お金をもらう

これが、経済性の追求

誰でもまずは、食べるために仕事をする

それでいいし、それが当たり前

衣食足りて礼節を知る

と言う言葉があるように、食べることができたら

次のステップとして

人間性の追求と社会性の追求という視点が持てると

人格が上がってゆくと言えるのかもしれません

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会社とは人が幸せになるための道具・手段です


しかし、仕事があるからこそ自分自身が磨かれ
仕事があるからこそ、人の役に立てる

そして、仕事を一生懸命すると思うのです


しかし、
どこからが仕事でどこからが仕事でないのか?

仕事をしているときに遊びのことを考え

生活をしているときに仕事のことを考えていないか?


ある意味、生活のすべて仕事なのではないか?

寝ている時以外はすべて仕事なのではないか?・・・


いや、寝ている時も脳は考えている

潜在意識は活動しているとすれば・・・

つまり、生きている間じゅうすべて仕事だとも言える

これを、働楽学、つまり、働くと、楽しむと、学ぶが一緒と考える

生活が全て、働楽学になると達人の域かもしれません

仕事とは神の与えた罰である

だから、早くたくさん稼いで老後は余暇を楽しむ 

これが欧米思想です

しかし、日本人はそう思わない

働きそのものの中に喜びを見い出しそこから学ぶ

古来、日本人はそうしてきたようです

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つまり、欧米の人にとっては、働くことはもともと苦痛に満ちた、

忌むべき行為なのです。

そこから「仕事はなるべく短い時間にすませ、

なるべく多くの報酬を得たほうがいい」とする、

近代の労働観が生まれてきたようにも思えます。

しかし、日本にはもともと、そのような労働観はありませんでした。

それどころか、働くことはたしかにつらいことも伴いますが、

それ以上に、喜びや誇り、生きがいを与えてくれる、

尊厳ある行為だと考えられてきたのです。

そのため、かつて日本人は、職業の別を問わず、

朝から晩まで惜しみなく働き続けました。

稲盛和夫

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人は何のために仕事をするのか?

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