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弱者の戦略

弱者は差別化をする、人と違うことをする、その勇気を持つ。

弱者は小さな領域で№1を目指す、1位になれるまで細分化する、部分1位を目指す。

弱者は一点集中する、他をやりたくなる誘惑に負けない、深く穴を掘るとあとで広がる。

弱者は局地戦で戦う、戦場を広げない、まず半径30分がめやす、大都市に出ない。

弱者は全体兵力が劣っていても、局地戦で兵力が優れていれば強者になれる。

弱者は接近戦で戦う、訪問し、近くによって触れ合う、接触頻度を上げる。

弱者は一騎討ちをする、一人ひとり丁寧に対応する、皆さんと言わずにあなたという。

弱者は強者との戦いを避ける、より弱者と戦う、金持ちと喧嘩せず、

激戦地区に入らない。

弱者は敵の強いところを攻めない、弱いところ、盲点・死角を攻める。

弱者は特定の強い商品で戦う、そうすれば強者にも勝てる。

弱者は特定の得意先に一点集中する、そうすればその得意先で強者に勝てる。

弱者は勝ちやすきに勝つ、競合がいないところで静かに戦う。

弱者は万人受けを狙わない、

例えば30歳子供一人の女性向け商品、くらいに絞りこむ。

弱者は大きく始めない、小さく、小さくテストを繰り返す。

弱者はあきらめずに小さな1位を積み重ねる、その集積が大きな1位になる。

弱者はあせってホームランを狙わない、

バンドの積み重ねが一番効果的で最速と思うこと。

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多くの領域において卓越することはできない 

しかし成功するには、多くの領域において並み以上でなければならない

いくつかの領域において有能でなければならない 

一つの領域において卓越しなければならない 

P・F・ドラッカー

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わが社の強みとするものは何か、うまくやれるものは何か、

いかなる強みが競争力になっているか、何にそれを使うかを問わなければならない 

P・F・ドラッカー

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あらゆるものが強みによって報酬を手にする
弱みによってではない
最初に問うべきは、われわれの強みは何かである 

P・F・ドラッカー

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強みの分析は、既存の強みをいかなる分野で増強すべきかを教えるとともに

新しい強みをいかなる分野で獲得すべきかを教える 

P・F・ドラッカー

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強みは組織によって異なる  それはいわば個性である 
しかし、あらゆる企業、あらゆる組織がもつべき共通の強みがある 
イノベーションの能力である 
P・F・ドラッカー

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時間は貴重な資源である
時間を管理できなければ、何も管理できない
P・F・ドラッカー

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市場は無情であって、最も忠実なものに対してすら、

一文の解雇手当を払わずに首を切る
企業の倒産は大惨事である 

しかし、市場にはさざ波さえ起らない 

P・F・ドラッカー

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あらゆる組織が自らのついての定義を持たなければならない
明確で一貫性があり、焦点の定まった定義が、組織にとって強力なよりどころになる 

P・F・ドラッカー

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何ものも支配せず、

何ものにも支配されず、

それでいて何ものかである者だけが

真に幸せであり、偉大なのだ 

ゲーテ

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マネジメントには5つの基本的な仕事がある
①目標を設定する
②組織する
③チームを作る
④評価する
⑤人材を育成する

P・F・ドラッカー

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管理とは自らを方向付けることを意味する
しかし、人を支配することも意味しうる
目標と自己管理によるマネジメントにおける目標とは、

前者の意味での管理の基礎となるものであり
後者の意味での管理の基礎となるべきものではない

 P・F・ドラッカー

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目標は絶対のものではなく、方向を示すものである
命令されるものではなく、自ら設定するものである
未来を決めるものではなく、未来を作るために資源とエネルギーを動員するためのものである

 P・F・ドラッカー

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企業の目的は、それぞれ企業の外にある
企業は社会の機関であり、目的は社会にある
したがって、事業の目的として有効な定義は一つしかない
顧客の創造である

 P・F・ドラッカー

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顧客は満足を買っている しかし、だれも、満足そのものを生産したり供給したりはできない
満足を得るための手段をつくって、引き渡せるに過ぎない
P・F・ドラッカー

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企業の目的が顧客の創造であることから、企業には二つの基本的な昨日が存在する
すなわち、マーケティングとイノベーションである
この二つの機能こそ起業家的機能である
P・F・ドラッカー

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マーケティングは顧客からスタートする
顧客の現実、欲求、価値からスタートする
「我々の製品やサービスにできることはこれである」ではなく
「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足はこれである」という

P・F・ドラッカー

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販売とマーケティングは逆である
同じ意味でないことはもちろん、補い合う部分さえない
何らかの販売は必要である
だが、マーケティングの理想は、販売を不要にすることである
マーケティングが目指すものは、

顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである

P・F・ドラッカー

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事業がその製品に対して支払いを受けるということは、

あまりに明らかであって忘れられることはない
しかし、製品には市場がなければならないということは、

明らかでありながらしばしば忘れられる
製品を市場に届けるには流通チャネルがなければならないということも忘れられる

P・F・ドラッカー

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人は人に何かを教えることはできない
できるのはただ、相手の中にそれを見出すのを手伝うことだけだ 

ガリレオガリレイ

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企業は生き残れるか
生き残れる
ただし、そのためにはイノベーションが必要である
P・F・ドラッカー

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顧客はみずからが求めるもの、必要とするもの、期待するものにしか関心を寄せない
顧客の関心は常に、この製品あるいはこの企業は自分に何をしてくれるかである
P・F・ドラッカー

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私はまた、いわゆる進歩的な読者の反発を招きつつも
企業の第一の社会的責任は、十分な余剰をを生み出すことであると主張してきた
余剰をうまなければ、企業は社会から盗んでいることになる 
P・F・ドラッカー

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付加価値は、企業のあらゆる活動のコストと
それらの活動から得られた報酬との差である
P・F・ドラッカー

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顧客が買うものは満足であるという事実から
あらゆる製品とサービスが突然、全く異なる生産、流通、販売のされ方をしている

他産業の製品やサービスと競争関係におかれる
P・F・ドラッカー

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大きな舞台になればなるほど、勝負は技術だけにとどまらない
人間そのものの対決になる

戦いは常に変幻自在に
敵を倒すにはまずリーダーを狙え
徹底的に、相手の弱点をつけ
野村克也

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人事において重要なことは、弱みを最小限に抑えることではなく

強みを最大限に発揮させることである
大きな強みをもつ者はほとんど常に大きな弱みを持つ
山あるところには谷がある
しかもあらゆる分野で強みをもつ人はいない
 

人の知識、経験、能力の全領域からすれば、偉大な天才も落第生である
申し分のない人などありえない そもそも何について申し分がないかも問題である

人の卓越性は、一つの分野、あるいはわずかの分野において実現されるのみである
P・F・ドラッカー
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和をもって貴しとなし、忤(さからう)ことなきを宗(むね)となせ 人みな党(たむら)あり

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人は生産性に従って支払いを受ける 生産性が給与の源泉たる富を創出する
生産性が低下しないことはもちろん、向上しないことには、実質所得の増大は望むべくもない
P・F・ドラッカー

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いかなる事業にあろうとも、責任ある立場の者は、多くの時間を社外で過ごさなければならない
ノンカスタマを知ることは至難である
だが、外に出てノンカスタマを知ることだけが、知識の幅を広げる唯一の道である
P・F・ドラッカー

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逆境は尊い しかしまた順境も尊い
要は逆境であれ順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることである 

謙虚の心を忘れぬことである
素直さを失ったとき、逆境は卑屈をうみ、順境はうぬぼれをうむ
素直さは人を強く正しく聡明にする
松下幸之助

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「どのような貢献ができるか」を自問しなければ、

目標を低く設定するばかりでなく、間違った目標を設定する
何よりも、自ら行うべき貢献を狭く設定する
 

なすべき貢献には、いくつかの種類がある
あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする
すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成である
これらのすべてにおいて成果をあげなければ、組織は腐りやがて死ぬ
P・F・ドラッカー

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トップマネジメントは何を専管とするかを考えなければならない
それは、全体、一体性、未来にかかわる意思決定である

全体を見ることができ、全体に責任をもつ者だけが行うことのできる意思決定である
したがって、全体を全体としてまとめてゆくには、

三つの分野をトップマネジメントの専管としなければならない

第一に、参入すべき技術、市場、製品、事業の決定、廃棄すべき事業の決定、

組織としての価値観、信条、原則の決定である

第二に、資金配分の決定である 

資金の調達と投下は、トップマネジメントの責任であって、現業の部門にまかせることはできない

第三に、人材配置の決定である 

人材は組織全体の資源であって特定の部門のものではない 
人事についての方針や、実際の主要な人事は、各部門、現業が関与するとしても、

あくまでもトップマネジメントが決定すべきことである

P・F・ドラッカー

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成果を生み出すために「既存」の知識を

いかに有効に適用するかを知るための知識こそが、「マネジメント」である

P・F・ドラッカー

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事業が何かを決定するのは顧客である
財やサービスに対し支払いを行うことによって、

経済的な資源を富に変え、モノを商品に変えるのは、顧客だけである
P・F・ドラッカー

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顧客は合理的である
不合理と考えるのは危険である
顧客の合理性がメーカーの合理性と同じであると考えたり
同じでなければならないと考えるのと同じように危険である

もっとも重要な情報は、顧客ではなくノンカスタマ(非顧客)についてのものである
変化が起こるのは、ノンカスタマの世界においてである
P・F・ドラッカー

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自己勘定取引に頼る金融機関にとっての顧客は、・・・他の金融機関のサービスである
ということは、一社の利益は他社の損失というゼロサムゲームということであり
やがていずれの経費も賄うことができなくなるということである
 
金融サービス業の苦境の原因は明らかである
金融サービス業は実に30年にわたって、何一つ重要なイノベーションを行わなかった
P・F・ドラッカー

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世の中でいう失敗の多くは、辛抱ができず、

成功するまでにあきらめてしまうところに原因があるのではないでしょうか
もう一度、もう一度、この勇気とねばりが、事態を切り開いていくのだと思うのです
松下幸之助
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成功する人は、より価値のあることに多くの時間を費やす
もっとも重要な仕事は、「何」をなすべきか、どの順番にやるべきかを明確にすることである
B・トレーシー
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人生は困難や問題の連続である 

失敗のない成功などありえない 

挫折や失敗は必ず出会うものであり、避けようがない

こうした逆境にどれだけ前向きに対処できるかで、

あなたが人間としてどこまで成長したかが証明される 

B・トレーシー

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自分には自分に与えられた道がある
天与の尊い道がある
どんな道かは知らないが、他の人には歩めない
自分だけにしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道
広いときもある 狭いときもある のぼりもあればくだりもある
坦々としたときもあれば、かきわけかきわけ汗するときもある


この道が果たしてよいのか悪いのか、思案に余るときもあろう
慰めを求めたくなるときもあろう
しかし、しょせんはこの道しかないのではないか

あきらめろというのではない
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである
自分だけしか歩めない大事な道ではないか
自分だけに与えれているかけがえのないこの道ではないか

他人の道に心をうばわれ、思案にくれてたちすくんでいても、道は少しもひらけない
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ
心を定め、懸命に歩まねばならぬ
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道が開けてくる
深い喜びも生まれてくる
松下幸之助

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成功というのは、この自分に与えられた天分を、そのまま完全に生かし切ることではないでしょうか
天分の発見とは、まず何といっても、自分の天分を発見したいという

強い願いを持たなければならないと思います
 

あなたにはあなたに、私には私に与えられた天命がある
この天命には、素直に従うことが、私は必要だと思います

 松下幸之助

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商売は真剣勝負と同じです
必ず勝たなければならない
必ず成功しなければならない
つまり商売は成功するものです
 

成功してはじめて、ほんとうの商売をしたことになるのです
たとえ世の中が不景気の時であってもよし、好景気ならさらによし

という姿でなければなりません ほんとうの商売人、真の経営者というものは、

不景気の時にむしろ向上発展の基礎を固めるものです

商人は物を供給するという使命を持っているのですから、

お前は嫌いだから売らない、お前は好きだから売るというようなことは、すでに商売の邪道です
いかに憎かろうと、いかに好きであろうと、商売となれば公平にやらなければいけないと思います

 松下幸之助

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企業が売っていると考えているものを顧客が買っていることは稀である 

P・F・ドラッカー

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情報をもつものが力を持つ
こうして、今や最終消費者であろうと、企業であろうと、買い手に主導権が移行した


要するに、供給者であるメーカーは売り手であることをやめ
消費者のために買い手にならなければならなくなったということである
これはすでに起こっていることである
P・F・ドラッカー

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私はやはり、習慣、習性というものが、人間が生きていく上に非常に大切だと思う
習慣は第二の天性といわれる それほど強い力をもっている
だからよい習性を身につけることが大事だと思う
よい習性を身につけずして、怠け者というか、よくない習性が身についてしまったら、

途中からこれを直そうとしても、なかなかむずかしい 

松下幸之助

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神さんやないから、一人の意思で決めたことには欠点が多いんです
多くの人の力を借りて円満にやろうという人の方が、成功は大きいというわけです
その人は、みずからの知恵才覚が乏しくても、むしろ大きな成功をする
一方はみずからの知恵才覚が非常に大きくても、

結局孤立してしまってあまり成功しない 

松下幸之助

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サービスというのは正しい礼儀でんな
笑ってサービスするのが、いちばん金もかからず、他人に喜びも与えられる
こんなのがいちばんよろしいな(笑) 

松下幸之助

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教えることに、もっと熱意をもちたい
そして、教えられることに、もっと謙虚でありたい
教えずしては、何ものも生まれてはこないのである 

松下幸之助

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大切なこと、相手に覚えてもらいたいことは、何度も何度も繰り返して言う
二度でも三度でも、五へんでも十ペンでも言う
それとあわせて、文字をつづって文章にしておくことも大切だと思う
文章にしておけば、それを読みなさいと言えば事が足りる 
読んでもらえば繰り返し訴えるのと同じことになる 

松下幸之助

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短所は気にせず、長所だけ、特色だけ見て使う
かりに性格的には合わないということがあったとしても、

それを仕事にはもちこまないよう心がけてきました
こと仕事についてはきわめて公明正大だったと思います
ほめるのも叱るのもとにかく真剣で、自分というものをそのままさらけ出していました 

松下幸之助

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人間というものは働きたいものですよ
遊んどけと言われたら、そのときはいいけど、時間がたつと困ってくる
働くようにできているんやから、働くことをじゃましないこと、

それがいちばん人の使い方がうまいんですな
松下幸之助

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経営の心得
経営といい商売といい、これ皆公事にして、私事にあらず、

商売大切にその道に尽くすは君国に忠誠をいたすと同じきなり

従って商売は常に公の心をもって行い、いささかの私心をはさまざるよう心がくべし

よき経営は社会を益し、悪しき経営は社会を毒す
さればよき経営を行うためには各自肝胆をくだくべきものと心得べし
お得意先大切に存じて謝恩の念を怠らず、

その繁栄のため常に粉骨砕身するは、これ社会報恩の第一歩なりと心得べし
松下幸之助

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上得意の顧客に対し、

わが社は他社にできないどのような仕事をしているのかを聞かなければならない
顧客がつねに答えを知っているわけではない

しかし、いかにとりとめのない答えであったとしても、

どこに正しい答えを見つけるべきかは明らかになる 

P・F・ドラッカー

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経営者にとって必要な情報とは、組織の外のことについての情報、

つまり、市場、顧客、ノンカスタマー:自社の顧客になっていない人たち、についての情報
技術や社会、経済の変化についての情報である 

P・F・ドラッカー

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関係先の犠牲において自らの発展をはかるようなことは許されないことであり、

それは結局、自分を損なうことになる
やはり、すべての関係先との共栄共存を考えてゆくことが大切であり、

それが企業自体を長きにわたって発展させる唯一の道であるといってもいい 

松下幸之助

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個々には、あるいは一時的には過つことがあっても、全体として、長い目で見れば、

世間、大衆というものは神のごとく正しい判断を下すものだと私は考えている
そのように考えると、そこに一つの安心感が起こってくる 

松下幸之助

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競争があること自体は好ましいことである
競争があることによって、お互いに相手に負けないように知恵を働かせ、努力もする
そういうところから、製品の品質も向上し、コストもより合理化されて適正なものになってくる 

松下幸之助

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知っている仕事はやさしい 

そのため、自らの知識や能力に特別な意味はなく、誰もが持っているに違いないと錯覚する
逆に、自らに難しいもの、不得手なものが大きく見える 

P・F・ドラッカー

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他社はうまくできなかったが、

わが社はさしたる苦労はなしにできたものは何かを問わなければならない
同時に、他社はさしたる苦労なしにできたものが、

わが社はうまくできなかったものは何かを問わなければならない 

P・F・ドラッカー

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正しい経営理念というものは、基本的にはいつの時代にも通ずるものである

経営というのは結局、人間が人間自身の幸せをめざして行うものなのだから、
人間の本質がいつの時代においても変わらないものである以上
正しい経営理念も基本的に不変であると考えられる

だからこそ、それだけ正しい経営理念を持つことが大切なのである
しかし、その経営理念を現実の経営の上に表す

その時々の方針なり方策というものは、
これは決して一定不変のものではない 

松下幸之助

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経営者には、日にあらたな発想がないといけないと思う
世の中は動いているのだから、一日一日、考えが進んでいかなければならない

従業員が十人いるとき、その十人いるときの考えに執着するのではなく、
十五人になるということも考えてゆく

今月は売り上げが1千万円だけれども、来月1千五百万円売るにはどうしたらいいか、
そのように、経営者は絶えず求めるものをもたないといけない

経営というものは、いってみれば終わりのない壁画を描き続けるようなものだから、
常に、そういう希望を持っていなければならないと思う 

松下幸之助

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金で人を惹きつけることはできない 

そういうものをやっているところほど人の出入りが激しい

P・F・ドラッカー

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人類が達成したすべての偉業は、

往々にして数年にも及ぶ長期間の絶え間ない努力のたまものである 
最も重要な事柄が、最も些末な事柄の犠牲になってはならない 

ゲーテ 

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強みの分析は、既存の強みをいかなる分野で増強すべきかを教えるとともに、

新しい強みをいかなる分野で獲得すべきかを教える 

P・F・ドラッカー

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私はアメリカの経営者に対し、所得格差を20倍以上にするなと何度も言ってきた 

これを超えると、憤りとしらけが蔓延する 

P・F・ドラッカー

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万能の専門家が必要なわけではない そのような人は万能の天才と同様に存在しない
われわれに必要なものは、

専門分野の一つに優れた人をいかに活用するかを知ることである 

P・F・ドラッカー

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会社がちょっとうまくゆくと、

さもそれを誇りにして尊大に構え、不親切になり、懇切を欠くというのであれば
やがてはその姿に社会のムチというものが与えられてくると思います 

松下幸之助

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あらゆる企業が自らの強みを知り、そのうえで戦略を立てる必要がある
何をうまくやれるか 成果をあげている分野はどこか 
しかるにほとんどの企業が、あらゆる分野においてリーダーになれると考える
だが、強みはつねに具体的であって特殊である 

P・F・ドラッカー

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私の体験かを通じて考えますと、どうも不平を持っているときよりも愉快に考えているとき、

いわば喜びをもっているとき、さらに進んではありがたいなと思っているときのほうが、

多くの人が自分に幸せをもってくるんであります
自分のいうことが受け入れられるんであります 

松下幸之助

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いい会社だといって世間からほめられているとしても、

ほめられてばかりいたんでは知らず解らず増長したり油断したりしてしまうと思う
やはり、会社はつねに世間から、いいところもあるがこういうところは悪いぞと、

叱ってもらう必要がある 

松下幸之助

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仕事と成果を大幅に改善する唯一の方法が、成果をあげる能力を向上させることである
新種のスーパーマンを育てることはできない

われわれは現存する人間をもって組織をマネジメントしなければならない
経営管理者に関する本は、明日の経営者像として万能の人間を描く
だがそのような人はいつの世にも稀である

人類の歴史は、いかなる分野においても、

豊富にいるのは無能な人の方であることを示している
われわれはせいぜい、

一つの分野に優れた能力を持つ人を組織に入れられるだけである
一つの分野に優れた能力をもつ人といえども、

他の分野においては並みの能力しか持たない

したがってわれわれは、一つの重要な分野で強みを持つ人が、

その強みをもとに仕事を行えるよう
組織をつくることを学ばなければならない

 P・F・ドラッカー

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出生率の急増や急減は、15年後、20年後までは労働人口の大きさに影響をもたらさない
だか、変化はすでに起こっている
戦争や飢餓や疫病でもないかぎり、結果は必ず出てくる 

P・F・ドラッカー

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トレンドを利用するものは必ず成功する
構造的なトレンドの変化に抗うものは、

短期的に成功することさえ難しく、長期的にはほどんと勝ち目がない

P・F・ドラッカー

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戦略計画は魔法の箱や手法の束ではない 

思考であり、資源を行動に結びつけるものである 

P・F・ドラッカー

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戦略計画とは何か それは、リスクを伴う起業家的な意思決定を行い、

その実行に必要な活動を体系的に組織し
それらの活動を期待したものと比較測定するという連続したプロセスである 

P・F・ドラッカー

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どんな仕事であっても同じであって、世の中の求めないところ、

いかなる職業も成り立ちえないのです

この仕事は自分の小さな意思だけでやっているのではない
世間が必要としてくれているのだ
仕事が伸びるか伸びないかは世間が決めてくれる

自分は、ただ世間の求めるところに対して、省みて過ちなきを期してゆけばいいのだ
それ以外のことには心をわずらわす必要はない

松下幸之助

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一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。
一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。
一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。
一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。
一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。
一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。
一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

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意思決定において、問題の明確化ほど誰も気にしないが重要なことはない
正しい問題提起への間違った答えは修正がきく 

しかし、間違った問題提起への正しい答えほど修正の難しいものはない
問題がどこにあるのかもわからない 

P・F・ドラッカー

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つまり、極端にいえば、一軒のお得意様を守りぬくことは

百軒のお得意様を増やすことになるのだ

また逆に、一軒の得意様を失うことは、百軒のお得意様を失うことになるのだ、
というような気持ちで商売に取り組んでゆくことが肝要だと思います 

松下幸之助

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世の中とはよくしたもので、濡れ手で粟といったことは、

実際にはないし、許されないことなんです

ぼろい話というものには大きな反動があって、

往々にしてせっかく得たものまで失ってしまうことになりやすい

一人だけ先に進もうとか、自分だけうまくやろうとすると、落ち着きを失ってしまう
そこに人を疑うといった心も起こってきて、間違いが生じてくる 

松下幸之助

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何が受け入れられやすいかではなく、何が正しいかからスタートしなければならない

誰が正しいかなどは論外である
そもそも何が正しいかを知らなければ、正しい妥協と間違った妥協の区別がつかない 

P・F・ドラッカー

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戦略計画は魔法の箱や手法の束ではない 
思考であり、資源を行動に結びつけるものである 

P・F・ドラッカー

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「徹底」こそ、すべての成功者が共通して持っている特質である 

才能とは、無限の努力ができる能力のことだ
すべての偉大な業績は、微小な細部にまで至る配慮と、

無限の努力のたまものである 

エルバート・ハバード

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企業は事業をやめることができる 

市場とくに資本市場に依存しているならば、事業をやめざるをえなくなることがある
いかに頑固で、金持ちであろうとも、市場の試練に抗しきれなくなる 

P・F・ドラッカー

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データに意味があるかないかが最大の問題である 
収益悪化のデータは値上げを意味しない 売り上げ減のデータは値下げを意味しない 

そもそもデータが示している事象に意味がないのかもしれない 
たとえ意味があったとしても、その意味が分かるとはかぎらない 

P・F・ドラッカー

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企業の使命と目的を定義するとき、出発点は一つしかない 顧客である
顧客を満足させることが、企業の使命であり目的である
したがって、我々の事業は何かとの問いは、

企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、はじめて答えることができる 

P・F・ドラッカー

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いまだかつて、一人として天性のエグゼクティブ、
生まれつき成果をあげるエグゼクティブに出会ったことはない

成果をあげている者はみな、
成果をあげる力を努力して身につけてきている

成果をあげることは習得できる 
そして習得しなければならない 

P・F・ドラッカー

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経営者にとっては、
その一挙手一投足これすべて会社の業績に影響してくる
ということも考えられる

これは見方によっては、まことに窮屈な話である 
しかし、本当はそれが経営者というものである 

松下幸之助

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信じるな 疑うな その目で確かめよ

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60代半ばを超えた人たちに適用すべき一つのルールがある 

マネジメント上の責任からは解放することである 

数年後に問題が起こったとき手を貸せないのであれば、

意思決定に関与してはならない P・F・ドラッカー

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組織の焦点を使命に合わせ、戦略を定め、実行し、

目標とすべき成果を明らかにする人間が必要である

このマネジメントには、大きな力が付与される 

しかし、知識組織におけるマネジメントの仕事は、指揮命令ではない 方向づけである

P・F・ドラッカー

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経営理念というものは、単に紙に書かれた文章であっては何にもならないのであって、

それが一人ひとりの血肉となって、はじめて生かされてくるのである
 

だからあらゆる機会にくり返しくり返し訴えなければならない 松下幸之助

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良いことをしようとすると、はじめはイバラの道を歩むが、やがて平坦な道に入る
悪いことをしようとすると、はじめは平坦な道であるが、やがてイバラの道にでる

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余生を奉仕に生きること
これ人間として最低の基本線であって、

お互いにこれだけはどうしてもやりぬかねばならぬ 

森信三

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さて下座行とは、自分を人よりも一段と低い位置に身を置くことです
すなわち、身はその人の実力以下の地位にありながら、

これに対して不平不満の色を人に示さず、

まじめにその仕事に精励する態度を言うわけです

つまり世間がその人の真価を認めず、

世ってその位置がその人の真価よりはるかに低くても、

それをもって、かえって自己を磨く最適の場所と心得て、
不平不満の色を人に示さず、わが仕事に精進するのでありまして、

これを「下座を行ずる」というわけです

森信三

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たとえば、掃除当番の場合などでも、

友人たちが皆いい加減ににして帰ってしまった後を、

ただ一人居残って その後始末をするというようなところに、

人は初めて真に自己を鍛えることができるのです

それが他から課せられたのではなく、自ら進んでこれをやる時、

そこには言い知れぬ力が内に湧いてくるのものです
そこでこうした心がけというものは、だれ一人見るものはなくても、

それが五年、十年とつづけられてゆくと、やがてその人の中に、

まごうことなき人間的な光が身につきだすのです

世間の人々の多くは、世の中はあてにならないものだと申します
しかし私は、世の中ほど正直なものはないと考えているのです 

本当の真実というものは、いつかは必ず輝きだすと思うのです

森信三

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経営に役立つコトバ集
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