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ミッション 使命感とは?

ミッション 使命感

経営理念を考える場合のミッションとは会社を経営する使命感です

「ミッション」という言葉は、ややこしいところがあります。言う側の使い方、聞く側の聞き方で意味合いが違ってくるからです。

「君のミッションは新規開拓だ」と言われた場合は、「君の任務=仕事は新規開拓だ」という意味で使われています。この場合、ミッション=任務=仕事=役割という程度のものです。「業務だからしっかりやりなさい」という感じです。

しかし、「君のミッションは世界の貧困を救うことだ」となると意味合いが違ってきます。「君は自分の命をかけて、人生のすべてをかけて世界の貧困を救うことだ」という重い意味を感じます。

たとえば、国境なき医師団が自分が死ぬかもしれないがその最前線に出向いていく覚悟を感じるイメージです。「昨日つくった商品の新規開拓を君のミッションとする」というのとは重みが全然違います。

もちろん、言葉ですから人によって使い方が違っていいのですが、この「ミッション」という言葉は、どちらかというと重い意味で使ってほしい言葉です。

「ミッション」は日本語に訳すと、「使命」ですから、「命を使う」という意味です。自分の「命をかけて全力で当たる」「一生かけてやり遂げる」という「覚悟」を感じさせる言葉が、このミッションといえます。

森信三氏は「天からの封書を開ける」と言います。「人は誰でも天から封書を預かって生まれてくる。しかし、その封書を開けずに人生を終えてしまう人のなんと多いことよ」と言っています。

人は生まれながらに使命を持っている、人として死ぬまでに果たすべき役割がある、それを封書でもって生まれてくるということです。坂本竜馬の言う「世に生を得るはことをなすにあり」です

では、どうすれば自分だけに与えられた封書を開け、自分の使命に気づくことができるのか? 「『目の前のことに全力を尽くす』それ以外に自分の使命に気づく方法はない」と言ったのは吉田松陰です。

つまり、天からの封書を開けるには、足下を掘るということです。どこかに青い鳥がいるのではないかとさまようより、「いま、ここ」を大切にすることのほうが、自分の使命に気づくことができるということです。

自分の使命に気づくとは、本当の自己に目覚めるということです。誰かに影響されて、人の人生を生きるのではなく、本物の自分の生き方に気づくということです。自分にしか歩けない、自分自身の人生を歩くということ。「覚悟を決める」「ブレない」「この道しかない」という表現が当てはまる生き方となります。

使命感を持つとは、そのために命を捧げるということ そのためになら死んでもいいと思うことです 人の命を救うために戦地に向かう国境なき医師団のイメージを持っていてください

ミッション = 使命、重要な任務、キリスト教の伝道など(『デジタル大辞泉』より)

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