ワークライフバランス 一生で働く時間は10%
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本当のワークライフバランスを考える
一生の労働時間は10%もない!! 働き方改革について
そういうとウソだと思う人がいるのでチャンと数字を入れて説明しておきます
まず、質問です
①「1年は何時間か?」
②「一生は何時間か?」
③「年間労働時間は?」
④「一生の労働時間は?」
これ、大切なので覚えておいて下さい
①1年=1日24時間×365日=8760時間
②一生の時間は、8760H×84歳=73.6万時間
(日本人の平均寿命を84才として)
③年間労働時間は、1741H (1680〜2000時間)
7時間/日×240日=1680H
日本人の年間平均労働時間は2000H(月平均166H)と言われています
日本が1741H、ドイツは1304H、オランダが1347H 204P 参照
④一生の労働時間は、69,640H =1741H×40年(20歳〜60歳)
で、一生のうちどのくらい働くかは、④/②=69,640/736,000=【 9.46% 】
従って、一生のうち10%も働かない、ということがわかりました
カンタンに言うと、一生70万時間のうち、7万時間も働かない
自分は働き過ぎている、と思うのは幻想です(笑)
普通、一生のうち30%も40%も働いていると勘違いしている人が多いのです
ワークライフバランとか、働き方改革とか言っていますが、何を言っているのかよくわかりません(笑)
一生で働く時間は10%もない!!
ことを認識していない人たちのご発言かと思います
「ん?本当か!?」 と、にわかに信じがたい方のためにもう少しご説明します
■ 一生で10%も働かない理由
①1日24時間のうち、8時間寝ている=33%(+8H活動+8H遊ぶ=24H)
②0歳から20歳まで働かない(一生80年の25%)
③60歳から80歳まで働かない(一生80年の25%)
②③これで一生のうち50%は、働かない
つまり、普通のサラリーマンは50%の期間しか働かない
しかも、毎日寝る(当たり前ですが・・)さらに
④年間33%働かない =年間休日120日/365日=33%
⑤1週間で29%働かない =(土)(日)2日休み/7日=29% 約3割
が、しかし、・・・
松下幸之助のように9歳から丁稚にでて、94歳まで86年働く
稲盛和夫のように26歳で創業し、85歳でも現役で60年働く という場合は違います
上記のお休み期間と比べてみると
②0歳から20歳まで働かない(一生80年の25%)
松下幸之助の場合、9歳から働いている、稲盛和夫は23歳から働いている
③60歳から80歳まで働かない(一生80年の25%)ここが大きく違う!
ここが違うのです
つまり
1.早い年齢から死ぬまで働く =長く働く (長い期間)
2.(土)(日)を休まない =休まず働く わけです
日本電産の永守さんは、元旦以外働いてきたと言います
例えば、1日12時間×年間310日働くと、年間労働3720H
あさの9時から夜の9時、(月)から(土)まで週6日働く
でも、(日)は休む場合です
普通の中小企業の社長はこのくらい働いています
これを、20歳から70歳まで50年やると、3720H×50=18.6万時間
普通のサラリーマン7万時間の2.65倍、約12万時間多くなります
ここが大切!
ランチェスター戦略では、広域戦の場合は、二乗法則が働きます
つまり、2.65の二乗 = 約7倍の差になる
理由は、時間を一点集中して投入すると習熟度が上がるためです
週に1回、10回だけ腕立てする人と、週に3回、20回やる人とでは差がでるようなものです
そして、松下幸之助も稲盛和夫も永守重信も、病気にならない、過労死しない
普通のサラリーマンの2倍も3倍も働くにもかかわらずです
なぜか?
メンタルです
スキでやっているからです
いわゆる過労死の問題は、労働時間の長さの問題より、
パワハラなど職場環境の問題の方が大きいと推測されます
2日も寝ないで働くというような休息をとらない働き方や、上司からの圧力といったことの改善が必要です
長時間労働という言葉には
①休みを取らずに24時間働く
②年間労働時間が長い
③一生の労働時間が長い
といった長さを測る尺度の違いがある気がします
しかし
休養をとらないと、病気になりやすいからです
年間に2000時間働いても、
残りの6760Hに普通に休めば病気にはなりません
たとえ、1日12時間×年間310日 =年間労働3720H
でも、それほどきつくありません
自分の人生の時間をどう使うのかを考えたほうがいいと思うのです
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