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謙虚とは

真に謙遜ということは、
その人がうちに確固たるものを持っていなくてはできないことではないか、
ということであります

言い換えれば、人は自ら信ずるところがあってこそ、
初めて真に謙虚にもなり得ると思うのです

まず大事なことは、そもそも謙遜ということは、
人間の自覚から生まれる徳だということであります

すなわち謙遜という徳は、相手に対する自分の分際というものを考えて
相手と自分との真価の相違に従って我が身を省み
差し出たところの無いようにと、わが身を処することを言うのであります

もちろん謙遜という徳は、一人目上の人に対する場合のみではなくて
同輩に対しても成り立つことです

さらにまた自分より目下の人に対する場合にも、必要な事柄であります
いや、ある意味では、目下の人に対する際、とくに必要な心がけだともいえましょう

それというのも、人は目下の人に対する時、
とかく傲慢な態度になりがちだからであります

しかるにこの場合、注目すべき事柄は、目上の人に対して卑屈な人間ほどかえって
目下の人に対して多くは傲慢になりやすいということであります

森信三

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・デジタル大辞泉より

謙遜=[名・形動](スル)へりくだること。控え目な態度をとること。また、そのさま

謙虚=[名・形動]控え目で、つつましいこと。
へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま

謙遜と謙虚は辞書の上ではほとんど同じ意味です

しかし、現代では謙遜は名詞
謙虚は形容動詞という使い分けをします

「あの人は謙虚な人だ」と言いますが
「あの人は謙遜な人だ」と言いません

「それはご謙遜でしょう」と言いますが
「それはご謙虚でしょう」と言いません

この森信三先生の謙遜の使い方は謙虚と置き換えることが可能かと思います

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素直 

謙虚 

感謝 

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