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論語と算盤(そろばん)とは? まとめ

論語と算盤(そろばん)とは? まとめ 内容

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埼玉(深谷市)の偉人、渋沢栄一氏の考え方

論語つまり倫理と、算盤つまり利益

を両立させて経済を発展させるという考え方


・論語、陽明学、武士道精神を考え方のベースとして

利益も競争も卑しいものではない、利益も競争も貴び善用すること

・一個人の利益になる仕事よりも、

多くの人や社会全体の利益になる仕事をすべき

・目の前の成功とか失敗ということだけを見ずに

「天地の道理」を見て誠実にひたすら努力し

自分の運命を開いていくのがよい

などの仕事をする上での考え方を説いたものである

時代が変わっても変化しない、人間と人間社会の本質

論語による人格形成と、資本主義の利益追求、の両方を追求する

「道徳経済合一説」

経済を発展させ、利益を独占するのではなく、

国全体を豊かにする為に、

富は全体で共有するものとして社会に還元する

と言う考え方

論語とそろばんで作った企業がこちら

第一国立銀行、東京証券取引所、二松学舎大学、一橋大学、東京経済大学

東京瓦斯、東京海上火災保険、王子製紙、東京急行電鉄、秩父セメント

帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、麒麟麦酒、サッポロビール、

東洋紡績、明治製糖、澁澤倉庫など

論語と算盤(そろばん)とは、理念ある戦略の実践です


論語=フィロソフィ、経営理念

算盤(そろばん)=戦略の実践による利益の追求といえます

いま、日本に求められているのは論語と算盤(そろばん)経営です

論語と算盤(そろばん)は両極端にあるものではなく

経営をする上で必要な両輪といえるのです

「片手で拍手ができないように」

論語と算盤なしには経営はできません

1916年、今から約100年前の論語と算盤(そろばん)には

経営をする上での本質が書かれています

つまり、論語とそろばんとは

経営理念と経営戦略

理念ある経営をするということ

人として正しい経営をすること

経営の3つの目的に書いた

①人間性の追求
②社会性の追求
③経済性の追求

をするということ

「 道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である 」 二宮尊徳

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論語と算盤(そろばん)の内容まとめ 


何にせよ、社会に生きる人々の気持ちが

利益重視の方向に流れるようになったのは、

およそ世間一般から

人格を磨くことが失われてしまったからではないだろうか。


そもそも何かを一所懸命やるためには、競うことが必要になってくる。

競うからこそ励みも生まれてくる。

いわゆる「競争」とは、勉強や進歩の母なのである。

しかしこれは事実である一方、

「競争」には善意と悪意の二種類があるように思われる。

踏み込んで述べてしまえば、

毎日人よりも朝早く起きて、よい工夫をして、

知恵と勉強とで他人に打ち克っていくというのは、

まさしくよい競争なのだ。

しかし一方で、他人のやったことが評判がよいから、

これを真似してかすめ取ってやろうと考え、

横合いから成果を奪い取ろうとするのは悪い競争に外ならない。

 
「一個人の利益になる仕事よりも、

多くの人や社会全体の利益になる仕事をすべきだ」

という考え方を、事業を行ううえでの見識としてきたのだ。


そのうえで、多くの人や社会全体の利益になるためには、

その事業が着実に成長し、

繁盛していくよう常に心がけなければならない。

およそ人として、その生き方の本筋を忘れ、

まっとうでない行いで私利私欲を満たそうとしたり、

権勢に媚びへつらって自分が出世しようとするのは、

人の踏むべき道を無視したものでしかない。

それでは、権勢や地位を長く維持できるわけではない。

「信用こそすべてのもと。わずか一つの信用も、その力はすべてに匹敵する」

現代の人の多くは、ただ成功とか失敗とかいうことだけを眼中に置いて、

それよりももっと大切な「天地の道理」を見ていない。

とにかく人は、誠実にひたすら努力し、自分の運命を開いていくのがよい。

もしそれで失敗したら、「自分の智力が及ばなかったため」とあきらめることだ。

逆に成功したなら「知恵がうまく活かせた」と思えばよい。

成功したにしろ、失敗したにしろ、

お天道さまからくだされた運命にまかせていればよいのだ。 

こうして、たとえ失敗してもあくまで勉強を続けていけば、

いつかはまた、幸運にめぐまれるときがくる。

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論語と算盤(そろばん)のまとめ 内容

富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。


正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ

利殖と仁義の道とは一致する。
論語と算盤をもって指導するのがよい

世の中に立つには、武士的精神が必要。


しかし、武士的精神のみに偏して、

商才がなければ、経済の上から自滅を招く。


ゆえに、士魂にして商才がなければならない

金を貴んで、善用することを忘れてはならない。
実に、金は貴ぶべく、また賤しむべし。

貴ぶべきものにたらしめるのは、所有者の人格による

精神の向上を、富とともに、進めることが必要与えられた仕事に、


その時の全生命をかけて真面目にやらない者は、

功名利達の運を開くことはできない 

世の中に立って、完全の人たらんとするには、

まず金に対する覚悟がなくてはならない


人生の道筋はさまざまで、

時には善人が悪人に負けてしまったように見えることがある。 


しかし、長い目で見れば、

善悪の差ははっきりと結果になってあらわれてくるものだ。
 
だから、成功や失敗のよし悪しを議論するよりも、

まず誠実に努力することだ。


そうすれば公平無私なお天道さまは、

必ずその人に幸福を授け、運命を開いていくよう仕向けてくれるのである。

人を評論しようとすれば、

その富貴功名に属する成敗(成功と失敗)を第二に置き、


その人の世に尽くしたる精神と効果によってすべきもの

「致良知(ちりょうち)心の素の正しさを発揮する」といった考え方は、
すべて自分を磨くことを意味している。

自分磨きは、土人形を造るのとはわけが違う。
自分の心を正しくして、魂の輝きを解き放つことなのだ。

自分を磨けば磨くほど、

その人は何かを判断するさいに善悪がはっきりわかるようになる。 


だから、選択肢に迷うことなく、

ごく自然に決断できるようになるのである。

どんな手段を使っても豊かになって地位を得られれば、

それが成功だと信じている者すらいるが、

わたしはこのような考え方を決して認めることができない。

素晴らしい人格をもとに正義を行い、正しい人生の道を歩み、

その結果手にした地位でなければ、完全な成功とは言えないのだ

武士道精神のみに偏して商才というものがなければ

経済の上からも自滅を招くようになる。

ゆえに、士魂にして商才がなければならぬ

論語と算盤 まとめ 内容

「 道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である 」 二宮尊徳

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埼玉 3大偉人.pdf

塙保己一 渋沢栄一 荻野吟子

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