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ランチェスター戦略方程式 シェアのシンボル数字

■ランチェスター戦略方程式 シェアの数字

 

ランチェスター戦略とは、①ランチェスター法則+②ランチェスター戦略方程式です

 

2つのランチェスター法則が第一次世界大戦の頃に発表され、

それをうけて第二次世界大戦のときにランチェスター戦略モデル式が発表されます。

 

クープマンらの数学者がオペレーションズ・リサーチチームとして研究を重ね競争戦略としたものです。

 

戦いは常に変化しているという前提に立ち、

敵味方の兵力生産率に影響を与える「戦術力」と「戦略力」の比例定数として展開、

モデル化した式がランチェスター戦略方程式となりました。

 

ここでのポイントは、ランチェスター法則の中のE(交換比)=質を生産率の比に置き換え、

戦力という領域を「戦略力」と「戦術力」という二つの力関係に分けた点にあります。

 

ここから、「戦略力」と「戦術力」に対する力の配分が計算されたのです。

 

「戦略」とは目に見えない全体の計画

「戦術」とは目に見える具体的な繰り返し作業、武器をさす。

 

最小の損害量で、最大の戦果をあげるには

「戦略力」:「戦術力」=2:1

という結論です。

 

だから戦略を間違えれば、戦術があっていても効果が薄いということなります。

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■ランチェスターシェア戦略 シェアの数字

 

ランチェスター戦略ではシェアの考え方を重視します

73.9%、41.7%、26.1%の意味

 

ランチェスター戦略モデル式から市場占有率が導き出されます。

ランチェスターシェア戦略です

 

それぞれの数字の意味するところはこれです。

 

①  73.9%=上限目標=独占的・絶対安全

②  41.7%=相対的安定値=圧倒的有利・首位独走の条件としての目標値

③  26.1%=下限目標=強者の最低条件・安定不安定の境目

 

ランチェスターシェア戦略において、

この3つのシンボル数字がとても重要になります。

 

しかし、弱者はスグにこの数字には届かない。

従って、まず小さなシェア目標を設定する

 

③26.1%=下限目標に到達するまでの

段階的なシェア目標値を設定したものが以下となる

 

④  19.3%=上位目標値=③*①=③下限目標の①上限目標

⑤  10.9%=影響目標値=③*②=③下限目標の②相対的安定値

⑥  6.8% =存在目標値=③*③=③下限目標の③下限目標

⑦  2.8% =拠点目標値=③*③*②=⑥存在目標の②相対的安定値

 

①上限目標を目指すために⑦から階段を一つずつ登ってくる感じです。

 

ランチェスター戦略のシェアをシンプルに覚えるなら、75%、40%、25%です

 

①  73.9%=上限目標は約75%=3/4

②  41.7%=相対的安定値は①73.9%の約60%、③26.1%の1.7倍

③  26.1%は約25%=1/4となります。

 

ランチェスターシェア戦略の重要な数字は

75%、40%、25%

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